赤ちゃんの離乳食が始まると、「これはもう食べられる?」「少しなら大丈夫?」と迷う場面が一気に増えますよね。
特に1歳未満の赤ちゃんは、消化機能や免疫機能が未発達なため、大人にとっては安全な食材でもリスクになることがあります。
この記事では、厚生労働省や小児医療のガイドラインをもとに、「1歳未満は絶対に避けたい食材」と「調理次第でOKなケース」を分かりやすく解説します。
1歳未満がNGな食材① 黒糖(黒砂糖)

「砂糖だから大丈夫そう」と思われがちですが、黒糖は1歳未満には不向きな食材です。
なぜNG?
黒糖は、ハチミツと同様に製造工程で十分な加熱処理がされていない場合があり、ボツリヌス菌などの細菌リスクが指摘されています。
注意ポイント
- 1歳を過ぎるまでは与えない
- お菓子・パン・加工食品の原材料表示も要チェック

「少量だから大丈夫」という判断は避けましょう。
1歳未満がNGな食材② 牛乳(飲み物として)


牛乳はカルシウムが豊富ですが、1歳未満では“飲み物として与える”のは控えるとされています。
なぜNG?
- 鉄分の吸収を妨げ、鉄欠乏性貧血のリスクがある
- 腎臓への負担が大きい
OKなケース
パン粥やシチューなど、加熱調理に少量使用するのは問題ありません



母乳・育児用ミルクが基本になります。
1歳未満がNGな食材③ 生もの(刺身・生卵)


生ものは、NG食材になります。
なぜNG?
乳幼児は細菌への抵抗力が弱く、食中毒のリスクが高まります。
基本ルール
- 卵は「完全に火を通す」
- 魚・肉は「中心までしっかり加熱(75℃で1分以上)」



「新鮮だから安全」という考えは、赤ちゃんには当てはまりません。
1歳未満がNGな食材④ 喉に詰まりやすいもの(豆・ナッツ類)


豆類やナッツ類は、窒息事故が非常に多い食材です。
特に注意!
- ピーナッツ
- 大豆
- ナッツ類全般
消費者庁でも、5歳以下の子どもには与えないよう注意喚起されています。
粉砕してもリスクがゼロになるわけではないため、無理に使わない判断が大切です。
迷ったときの合言葉「加熱・殺菌・つぶせる固さ」



加熱・殺菌・つぶせる固さ!
赤ちゃんの食事で迷ったら、次の3つを思い出してください。
- 加熱:中心まで火が通っているか
- 殺菌:生食ではないか
- つぶせる固さ:歯ぐきで簡単につぶせるか
この基準を守ることで、事故や体調不良のリスクを大きく減らせます。
まとめ|「知らなかった」が一番危ない
1歳未満の食事は、「栄養」以上に「安全」が最優先です。
良かれと思って与えた食材が、思わぬトラブルにつながることもあります。
- ハチミツだけじゃない
- 黒糖・牛乳・生もの・ナッツ類にも注意
- 迷ったら「加熱・殺菌・つぶせる固さ」
赤ちゃんの健やかな成長のために、正しい知識を味方にした離乳食を心がけていきましょう。
出典・参考資料
- 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」
- 日本小児医療保健協議会「幼児肥満ガイド」


